睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が止まったり、極端に酸素の取り込みが悪くなることで日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。
その多くは気道が閉塞または狭窄(狭くなる)することによって起こる「閉塞性睡眠時無呼吸 Obstructive Sleep Apnea:OSA」です。

脳卒中を起こした患者さんでは呼吸中枢の障害が原因となる「中枢性睡眠時無呼吸 Central Sleep Apnea」の場合もあります。日本人では約200万人の患者さんがいると推計されています。
日本人の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴としては、必ずしも肥満体型ではないということがあります。

症状

症状いびき、寝汗、寝相が悪い、夜中に何回もトイレに起きる、日中の眠気、頭痛、倦怠感、集中力がないなどと言った症状があります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のある患者さんは、ないひとにくらべて7倍交通事故を起こす確率が高いという報告もあります。また、高血圧症、不整脈、心不全、突然死の原因となります。

睡眠時無呼吸症候群かも!?自分でできるセルフチェック

日中の強い眠気は、誰でも一度は経験するものです。その眠気が正常の範囲内であるのか、あるいは病的で睡眠時無呼吸症候群などの疑いがあるのか、以下の表でチェックできます。(エスワープ眠気尺度問診票)

合計が0~5ポイント:日中の眠気は少ない
合計が5~10ポイント:日中に軽い眠気がある
合計が11ポイント以上:日中に強い眠気がある【睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります】

ほとんど眠らない たまに眠る しばしば眠る ほとんど眠る
座って読書をしているとき 0 1 2 3
テレビを見ているとき 0 1 2 3
人がたくさんいる場所で何もしていないとき 0 1 2 3
車に同乗しているとき(運転をしていないとき) 0 1 2 3
午後、横になって休憩をしているとき 0 1 2 3
昼食後、静かに座っているとき 0 1 2 3
自身の運転中、信号や渋滞で車が数分間動かなかったとき 0 1 2 3

※横スクロールで全体を表示

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、検査装置を持って帰っていただき、自宅で一晩、検査装置をつけて寝ていただくだけです。
装置は片手に簡単に装着するだけのものです。検査結果が中等症~重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の場合、基本的には治療が推奨されますが、検査結果によっては治療開始に当たり、より精密な検査を必要とする場合があります。
これは医療機関に一泊入院をして、脳波などを含めて行うものですが、特に苦痛を伴うものではありません。

当院では、精密検査が必要な患者さんには、検査可能な医療機関を紹介させていただきます。
また、治療に当たっては一度耳鼻咽喉科を受診していただき、耳鼻咽喉科的に手術療法が必要かどうかを診断していただきます。

睡眠時無呼吸症候群の検査をすすめる疾患をお持ちの方

睡眠時無呼吸症候群の検査をすすめる疾患をおもちの方症状が軽い場合でも、以下に該当する方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けられることをおすすめします。
特に、仕事などで車や重機の運転をする方、危険作業に従事する方は、事故予防のためにも、お早目にご相談ください。

  • 心臓、血管の病気がある方
  • 心不全の方
  • 原因不明の心臓肥大を指摘された方
  • 高血圧であり、薬物療法で十分に血圧コントロールができていない方

治療

治療耳鼻咽喉科的に手術が必要な場合があります(扁桃肥大、アデノイドなど)。
基本的にはCPAPもしくはASVという呼吸補助装置を睡眠時に使用していただく治療となります。

治療成績については基本的には毎月一度来院していただき、CPAPやASVからの情報を解析し説明させていただきますが、なかなか来院が難しいという患者さんは、3か月に一度の受診も可能です。
その場合は、来院されない月は当院からの電話での診察となります。

子供の睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は大人の病気というわけではありません。小児の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴は、寝相が悪い、寝起きが悪い、日中の眠気、集中力がないなどで、いびきがない場合が多いです。こういった症状があるお子さんについてもお気軽にご相談ください。

当院での治療はできませんが、検査はお子さんでも簡単にできます。治療が必要な場合、治療可能な医療機関を紹介させていただきます。

睡眠時無呼吸症候群と循環器内科疾患の関係について

睡眠時無呼吸症候群と循環器内科疾患の関係について睡眠時無呼吸症候群という病気は、未だに「いびきをかく病気」というイメージが先行しているようです。しかしいびきは、睡眠時無呼吸症候群の症状のうちの1つに過ぎません。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が停止することで酸素が供給できず、心臓、脳、血管に負担をかける病気です。そのため、高血圧症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの循環器疾患のリスクも高まります。
このように、場合によっては命にかかわる危険を伴う病気であることを、どうかご理解ください。睡眠時無呼吸症候群は、ご自身ではなかなか気づけません。ご家族や大切な方の睡眠時無呼吸を見つけたときには、ぜひ受診を勧めてくださいますよう、お願いします。

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